【試合結果】平田行雄、正宗蒼士、白石孝幸が大激闘を勝ち抜き優勝 |
、都内のスポーツ施設にて総合格闘技(総合武道・エキスパートクラス)の特別大会が開催。終了後にはベストファイターが発表された。強者揃いの大混戦になった注目の3階級は以下の通り。


ライト級は前回王者の古賀が不在のトーナメントとなったが、堅実な強さで勝ち進んだ平田行雄が優勝を飾る。決勝では北村竜徳と激しい打ち合いに。ブラジリアン柔術VS総合空手の図式となり、やや北村が優勢かと思われたが、平田が積極的に手数を出し続けて押し通す。北村も多彩な蹴り技で返すが平田の猛攻を凌ぎ切れず。気迫溢れる試合で両者が一歩も引かない展開となったが、グラウンドの攻めで平田が優勢になって試合終了。判定2−1で平田の勝利。今後も両者の活躍が大いに期待される試合内容だった。
ウェルター級では柔道とフルコンタクト空手がベースの正宗蒼士が優勝。過去にワンマッチで現ミドル級王者の白石にTKO勝利、グラップリング王者の松下に一本勝ちを収めた折り紙付きの実力を披露。優勝争いまではグラウンドでの展開が中心となり、準決勝は高野博巳に引き込みからの三角絞めで勝利して決勝に進出。決勝は総合のキャリア15年を誇るベテラン細川昌也と戦う。開始まもなく、細川の攻撃をいなして放った上段回し蹴りでダウンを奪う。打撃中心の戦いとなった後半、二段蹴りで再ダウンを奪い、圧倒的な強さを見せつけて勝利した。
ミドル級は第2回大会やグラップリングトーナメントでも優勝経験のある実力者、白石孝幸が優勝。初優勝を狙う近藤智久との決勝は意地と意地がぶつかり合う熱戦となった。パワーとテクニックの白石に対してスピードが持ち味の近藤。重いローを嫌がった近藤が組みつきテイクダウンを狙ってくるが、パンチを浴びせてポジションを変えながら腕を取る白石。そこからバランスを崩した近藤の腹部に容赦なく右の膝を入れ続けた。そのまま押し倒してマウントポジションでパウンドを放ち、レフェリーが止めて終了。白石が技術で競り勝った試合となった。
全階級の試合終了後、優勝者の表彰が行われ、さらに最優秀選手であるベストファイターを発表。ベストファイターには、今大会での活躍のほか、昨年のワンマッチに二度出場し、いずれもTKO及び一本で勝利を飾った正宗蒼士が選ばれる。最後に小林代表からゴールドメダルが贈呈された。
なお、各階級の試合結果は以下の通り。
■フェザー級
優 勝:向井悠一郎
準優勝:野中龍一
三 位:西本大晴
■ライト級
優 勝:平田行雄
準優勝:北村竜徳
三 位:佐々木宏樹
■ウェルター級
優 勝:正宗蒼士
準優勝:細川昌也
三 位:高野博巳
■ミドル級
優 勝:白石孝幸
準優勝:近藤智久
三 位:鈴木貴明
■ライトヘビー級
優 勝:黒田光雄
準優勝:熊谷充史
三 位:山村亮仁
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